床暖房のガス代、お得か損か徹底比較!
冬でも暖かい快適な生活が送れるということで人気が高まっている床暖房。
そんな床暖房を導入してみたいけどガス代が気になるという方、多いと思います。ランニングコスト、床暖房のガス代がどれほどなのかが気になりますよね。
今回は温水式ガス床暖房のガス代はどのくらいかかるのか、そして他の種類の床暖房や暖房器具と比べてガス代は高いのか安いのかを紹介します。
一ケ月にかかるガス代
温水式ガス床暖房にかかるガス代です。
畳数 | 温水式ガス床暖房 |
8畳 | 約3,710円 |
10畳 | 約4,640円 |
12畳 | 約5,570円 |
16畳 | 約7,420円 |
*暖房機器や住宅の性能で異なりますので、あくまで目安となります。
電気式床暖房・ヒートポンプ式床暖房との電気代の比較
温水式ガス床暖房の他に代表的な床暖房に、電気式床暖房・ヒートポンプ式床暖房があります。
電気式床暖房とは、発熱体に電気を通し放熱する床暖房です。温水式と比べると工事が簡単なのが特徴です。
ヒートポンプ式床暖房とは、ヒートポンプという熱源機を電気で動かして温水を作り発熱する床暖房です。設置費用が床暖房用のヒートポンプで約50万円、エコキュート(多機能ヒートポンプ)で約100万円ほどかかります。
それぞれのガス代・電気代を比べるとこうなりました。
畳数 | 温水式ガス床暖房 | 電気ヒーター式床暖房 | ヒートポンプ式床暖房 |
8畳 | 約3,710円 | 約6,100円 | 約2,800円 |
10畳 | 約4,640円 | 約7,300円 | 約3,900円 |
12畳 | 約5,570円 | 約8,500円 | 約4,900円 |
16畳 | 約7,420円 | 約11,500円 | 約6,500円 |
電気式床暖房に比べるとはるかに温水床ガス床暖房のガス代が安いです。ヒートポンプ式床暖房と比べても、大差はない印象です。
他の暖房器具との違い
エアコン
スイッチを入れてから比較的早く温まりますが、暖気が部屋上部に集まるため、暖かさを感じにくい傾向があります。また、空気が乾燥し、ほこりが舞い上がるため花粉やハウスダストなどが気になります。
ガス床暖房は足元からじんわり暖まるため、ぽかぽか暖かさを感じられるでしょう。また、風を起こさないため空気をクリーンに保つことができます。
ガスファンヒーター
温まりが非常に早いです。また乾燥もしにくいのが特徴ですが、二酸化炭素が発生するので、定期的な空気の入れ替えが必須となります。
ガス床暖房は、空気を汚さないため空気の入れ替えは不必要です。
石油ストーブ
ガスファンヒーターと同様で温まりが非常に早く、乾燥もしにくいです。また、定期的な空気の入れ替えが必要となります。ガス代の代わりに灯油という資源が必要です。
オイルヒーター
部屋全体をふく射熱で暖め、空気を汚さない暖房器具です。しかし、暖まるのは遅く、広い部屋や換気が行われる部屋では暖房効果を発揮しにくいでしょう。
ガス代の節約術
ガス床暖房のガス代を抑える節約術を紹介します。
必要以上のオン/オフしない
電源を入れたときにエネルギーを一番使います。短時間のお出かけの場合などはつけっぱなしにした方がガス代がかからなずエコになります。
タイマーの有効活用をしましょう
床暖房は部屋全体が温まりにくいですが、逆に電源を切っても部屋の温度が下がりにくいという点もあります。そこを利用して、部屋をでかける予定の30分前にオフタイマーしておくと節電につながります。
カーペットをひかない
床暖房は、床からの「熱伝導」や「輻射熱」で部屋全体を暖めます。そのため、床と部屋の空気を遮るカーペットなどは敷かないほうが、効果的に部屋を暖められます。
このページのまとめ
快適な生活がおくれる床暖房。ランニングコストもそこまで他の暖房器具と変わらないのがわかりましたね。
床暖房は一度施工すると簡単に入替えのできない設備ですから、じっくり考えてご自身のライフスタイルに合ったタイプを選べると良いですね。

