家を建てるタイミング!建てて良い時期と悪い時期とは?
一生のうちで一番大きな買い物と言っていいのが家です。
お金のことや家族のことなど、さまざまな要素をふまえて考えて、それぞれの家族の一番いいタイミングがあります。ここでは、家を建てるタイミング、そして家を建てるに好ましい時期 ・悪い時期も合わせて紹介します。
家を建てるタイミング
【お金のこと】
ほとんどの人が住宅ローンを組んだうえで家を建てます。住宅ローンの返済期間を見越したタイミングを考えていかなければなりません。
30歳でローンを返し始めた場合、35年ローンなら返済し終わるのが65歳です。最近は定年が65歳ぐらいですから、定年までに返し終わる計算になり、より安心できます。会社の定年までに払い終えることを前提とするなら、30歳ぐらいでローンを組むのが理想的でしょう。
70歳までにはローンを返済し終わっておいたほうが良いですから、35歳で35年ローンぐらいが限界です。それ以上の年齢で家を購入したいのであれば、頭金を多めに設定しましょう。頭金の有無で返済金額は変わってきますし、返済期間が長くなればなるほど利息の支払額が大きくなり、トータルの返済金額が高くなります。
「頭金を貯めて短い期間で返す」のか、「頭金は少なくても長い期間で返す」のか、あなたのライフプランにしたがって選びましょう。
【家族のこと】
家を建てるタイミングで多いのが、「家族が増えたから」や「子どもができたから」の理由です。
このように親と同居するや子どもができる等の、ライフスタイルが変わるときに、住まいについて考えることになりそうです。また、まだ家族の将来がわからない、10年・20年後がイメージできないのであればそれはまだ家を建てるタイミングではないのでしょう。
新しい家を建てて、そこで家族で一緒に暮らすという将来のイメージがしっかりできる。その時がひとつのタイミングです。そして親や配偶者・子供たちのことを考え、今建てるべきなのか、それとももう少し貯金してからか、ベストタイミングはいつなのか、家族でじっくり話し合いましょう。
家を建てるのにおすすめな時期
一番ベストな季節は、4月から5月にかけた時期に着工が最適です。
① 雨が少ない季節を選ぶ
新築を建てる時には、雨が少ない季節をお勧めします。
特にコンクリートを敷設する基礎工事は雨が多いとコンクリートの水分が多くなったりしてしまい、均等に粘度が混ざらずひび割れの原因になることもあります。また、コンクリートの中に配筋される鉄筋についても、雨によりサビてしまうとコンクリートの中にも浸透する可能性があります。
② 木造は、湿度が平均的な季節を選ぶ
木造住宅を建てる時は、湿度が平均的な季節を選びましょう。
木の中には水分を含む割合(含有率)があり、水分の量が変動することでゆがみや反り(そり)が生まれるのです。そのため、湿度の高い季節は水分を多く含み、湿度が低い季節は水分が少ないのが特徴です。
中間的な季節である春か秋頃が良い季節ですが、雨が多い秋よりは春の方が住宅の建築には向いているといえるでしょう。
③ 工期が短く済む季節を選ぶ
工期が短くて済む季節は、春頃からのスタートです。雨などの天候に左右がされにくく、日照時間も秋に比べて格段に長いからです。
寒い季節にコンクリートを打たないほうがいいし、雨の多い季節に木材が雨にさらされる状態にならないほうがいいわけですが、ちゃんと対策をしてもらえば、全く問題ありません。家を建てるのにおすすめの良い季節というのはあるけど、悪い季節はないと言えるでしょう。
このページのまとめ
購入時期のベストタイミングはそれぞれの家庭によって異なります。
家を建てることは一世一代の買い物です。「お金」や「家族」など何に重きを置くか、また、建てる際の季節も考慮した上で自分たちの「ベストタイミング」を見極めれたらいいですね。

