天然芝か人工芝?後悔しない芝生の見つけ方とは?
夢が広がる芝生の庭づくり 庭は外構の中でも特に夢が広がる場所ですよね。そして庭といえば、青々とした芝生に憧れる方も多いの ではないでしょうか。子供やペットを遊ばせたり、お友達とガーデンパーティーをするのもいいですね!
そんな大切な庭に敷く芝生を安易に選んでしまうと後悔することになってしまうかも。芝生の種類や特 徴を知って自分に合ったものを選び、理想の庭を実現させましょう!
天然芝について
天然芝とは、芝草という天然の植物を使って作られた芝生のことです。芝の種類によって特徴が違うの で、自宅の庭の条件に合ったものを選びましょう。
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【天然芝の特徴】
- 色:芝の種類にもよるがほとんどは季節によって変わる(暖かい時期は緑、寒くなると枯れて黄色くなる)
- 形:成長して芝の高さが変わる(大きさや太さにバラつきがある)
- 施工場所:日当たりや水はけが良い場所に適している
- 初期費用:比較的安い
- 寿命:正しい手入れをすれば何十年ももつ
- 手入れ:芝刈り、雑草処理、肥料、水やりなどの手入れが必要
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【天然芝のメリット】
- 季節による景観の変化がある
- 自然な色味やつやがある
- 自然な柔らかさがあり踏み心地がいい
- 自分で育てる楽しみがある
- 人工芝に比べて初期費用が安い
- 適切な手入れをすれば何十年と長持ちする
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【天然芝のデメリット】
- 芝刈り、肥料やり、雑草処理などの手間と維持費がかかる
- 日当たりなどの条件や場所を選ぶ
- 冬場は枯れた景観になる
- 毎年同じ状態になるとは限らない
- 適切な管理をしないと枯れてしまう
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【こんな人に向いている】
- 「天然」や「自然」にこだわりがある人
- 季節による景観の変化や、その年ごとの違いを楽しみたい人
- きれいに維持していくために、手間や時間やお金をかけられる人
- 初期費用を安くおさえたい人
人工芝について
人工芝とは、合成樹脂などの人工素材を使って作られた芝生のことで、下地の布にパイル(芝の部分)を 貼り付けてシート状にしたものです。
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【人工芝の特徴】
- 色:一年中変わらない(日焼けによる変色などの経年変化がある、緑色以外にもカラーバリエーションがある)
- 形:最初に芝の高さを選べて、その後も変わらない(経年変化や使い方によって芝が寝てくる)
- 施工場所:どんな場所でも敷ける
- 初期費用:天然芝より高い(ものによっては10倍くらい違うこともある)
- 寿命:おおよそ7年~10年
- 手入れ:基本的には不要(敷き方や地面の状態よっては雑草が生えることがある)
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【人工芝のメリット】
- 一年中鮮やかな緑の庭が楽しめる
- 手入れの手間や維持費がかからない
- 丈夫なので使い方にあまり気をつかわなくてもいい
- 軽い汚れなら拭き取ったり洗い流して落とせる
- 芝の高さや色を選べる
- 敷く場所を選ばない
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【人工芝のデメリット】
- 年中景観が変わらず季節感がない
- 熱に弱く火気厳禁のものが多い(バーベキューのコンロを芝の上に直接置くと熱やはねた油で溶ける ことがある)
- 天然芝に比べて初期費用が高くなる
- 10年前後が寿命
- ものによっては不自然に見える
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【こんな人に向いている】
- 一年中青々とした景観を保ちたい人
- 手間や時間やお金をかけずに綺麗な状態を保ちたい人
- 庭でゴルフやサッカーをしたい人
- 日当たりが悪い場所に庭がある人
このページのまとめ
天然芝、人工芝のどちらにも良し悪しがあります。どちらを選ぶかは見栄えや予算ももちろん重要です が、住む方のライフスタイル、庭の使い方、手入れの手間など、敷いた後のことも考えて選ぶと後悔しな いものを選べるはずです。
最近は DIY で芝生を敷く方もみえますが、それでも手間やお金はかかります。気に入らないからといっ て取り換えるなど、簡単にできることではありませんよね。専門知識のある方や経験者の意見なども取り 入れて素敵な庭をつくりましょう。

