注文住宅の相場とは?【建てる前に知っておきたい家づくり】
家族がのびのびと暮らせる新築一軒家。憧れている方も多いでしょう。そんな新築一軒家はいくらぐらいするのでしょうか?
その価格はどのようなところで変わってくるのでしょうか?家を建てるのはほとんどの方が初めてでしょうから、検討もつかないでしょう。
今回は注文住宅の相場と価格変動について紹介していきます。
注文住宅の相場
住宅金融支援機構のデータによると、実際に2016年度の平均建設費は129.4㎡3,312万円です。しかし、これはあくまで建設費であり、土地の広さでも変わりますし、建てる地域でも変わってきます。
地域によって広さや建築費にバラツキはありますが、約130m2(約40坪)くらいの広さの家を建てる場合、建築費に3000万円台前半が相場であるといえるでしょう。
注文住宅の価格の違い
ところで、一概に注文住宅といえど、注文住宅の価格はどういったところで変わってくるのでしょうか?
注文住宅は一から作り上げていくものです。いろんなものを選択する中、家の価格は大きく変動します。その大きく変動する主な要因を紹介します。
【構造/工法】
木材が使われている木造住宅。鉄骨、鉄筋コンクリートを使って建てる鉄骨造、鉄筋コンクリート造。今の日本のち注文住宅の構造はこの二つがメインとなるでしょう。
木造が最も安く、昔から建てられておりオーソドックスでしょう。材料代の違いはもちろん、木造に比べて鉄骨造や鉄筋コンクリート造では建物の重量が重くなり、それを支える基礎の費用も上がるため、家全体の価格は高くなります。
【形状】
家の形は土地の形状や間取りで決まりますが、最も安く建てられるのは正方形の家でしょう。
中庭があるロの字型やコの字型などはおしゃれですが複雑な形をしているからこそ、家の相場は高くなります。
正方形の家では外周の長さが最も短くなるため、外壁材が少なくてすみますが、複雑な形状になればなるほど同じ面積であっても外周が長くなり、外壁材が多く必要となります。これにより注文住宅の相場が変わります。
【外壁/内装】
サイディングが一番多いでしょう。その他にもモルタルや塗装やタイル等にするとまた金額が大きく変わってきます。
また、内装の壁紙をタイルなどに変更すると応じて値段も高くなります。
【間取り】
部屋の数が多くなるほど使う建材が増えるので、価格も高くなります。極端にいうと、最も安いのは間仕切りがない家です。
家族構成や長期のライフプランに合わせた必要最低限な間取りにしましょう。
【設備】
キッチン、お風呂、トイレなども価格を大きく変動させる設備です。
アイランドキッチンにしたい、ホテルのようなお風呂・脱衣所にしたいなどこだわりはじめると、跳ね上がる金額にびっくりするでしょう。
【オプション】
太陽光発電・ウッドデッキ・小屋裏収納・床暖房などの選択で相場が大きく変わるでしょう。ご自身のライフスタイルに合わせて、必要なものを選択しましょう。
このページのまとめ
ここで紹介したものをそれぞれ考えると、理想の家を描けるのではないでしょうか?描けたら次は見積もりです!そこからが家づくりのはじまりです。
ちらっと相場を紹介しましたが、注文住宅を建てるときには、相場ではなく見積もりこそが、理想の家の購入をグッと引き寄せてくれるツールになります。一生に一度となるであろう家づくり、楽しんでくださいね。

